2009年3月15日日曜日

[2009.03.15] 練習試合 パイオニア川越

昨年県リーグ1部チャンピオンの強豪パイオニア川越との練習試合、
40分×3本の120分ゲームで行われました。

戦前の予想通り、非常に技術の高いパイオニア川越が終始ゲームの
主導権を握り、守勢に回ったラトルズが組織だった守備からカウンターを
狙うという構図になりました。

序盤からポゼッションでは相手に劣りましたが、高い位置からの連動した
ディフェンスで対抗、グランドをワイドに使う相手のサイド攻撃に時折マークの
受け渡しが遅れ自陣深くまで持ち込まれるシーンもありましたが、集中した
最終ラインの頑張りで決定機を作らせないまずまずのスタート。

押される展開でしたがこの日は攻守の切り替えも早く、ボールを奪った後の
素早い動き出しからダイレクト数本の繋ぎで混戦を確実に脱出するシーンが
何度も見られるなど、かなり進歩の見られる内容でした。

試合は両チームの守備が非常に安定し、双方なかなかシュートまで
持ち込めない展開でしたが、25分に右サイドを崩されるとゴール前中央で
相手をフリーにさせてしまい、ヘディングを決められ均衡を破られます。

劣勢の中での失点でバランスが崩れてもおかしくないところでしたが
失点後も集中力を保ち続けると、中盤の大黒柱岡崎選手を中心に反撃。
失点の直後に相手最終ライン裏へタイミング良く飛び出した内川選手が
左足でシュートを放つと、枠こそ捉えられませんでしたがこの後連続で
フィニッシュまで持ち込むラトルズの時間帯。
すると35分に2列目から飛び出した佐渡屋選手が、オーバーラップして
ゴール正面まで侵入したDF経塚選手に対し絶妙の折り返しを送り
決定的な形を作りますが、至近距離から放ったシュートがゴール右に
逸れる経塚選手には珍しい痛恨のミスで得点ならず、0-1のまま1本目が
終了します。

2本目も同じように、確実なボール回しの中で隙を窺うパイオニアに対し、
ラトルズは守備からゲームを作る形。
中頃にオフサイド崩れからあわや失点という場面を作られましたが、
ゴールライン上で田嶋選手がクリアするファインプレーなどもあり
失点を許さず。
しかし攻撃陣も決定的な形を作り出すもののチャンスを生かせず無得点。

運動量が徐々に落ち始めた3本目は特に中盤で相手に対し遅れが目立ち、
何度もサイドをえぐられる厳しい展開になると、最終ラインの奮闘も虚しく
15分に遂に失点。さらに10分後にも失点し0-3。

何とか1点でも返したいところでしたが、パイオニア川越の堅守の前に最後まで
ゴールを割ることができず、0-3で敗れる結果になりました。

練習試合
VS パイオニア川越 40分×3本

 1st 0-1
 2nd 0-0
 3rd 0-2
Total 0-3

得点者
なし

県内屈指の強豪に胸を借りた貴重な試合、敗れはしましたが内容的には非常に
素晴らしいサッカーを展開できたと思います。
力量差もありどうしても守備の時間が増えてしまうのは致し方ありませんが、
そんな中でもただ守備を固めるだけでなく、奪った後の切り替えから
しっかりボールを動かし何度もチャンスを作るなど、リーグ戦に向けた
取り組みが確実にゲームにも現れる非常に有意義な、そして良い勉強を
させて頂いた試合になりました。
パイオニア川越の皆様には開幕前の大事な時期に貴重なお時間を割いて
頂き、本当にありがとうございました。

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