2008年6月23日月曜日

[2008.06.22] クラブ選手権 3回戦 鴻巣クラブ

試合前から雨が降り続く悪コンディションの中、クラブ選手権3回戦
鴻巣クラブ戦が行われました。
2回戦の悪い流れを引きずるように序盤はリズムが作れず、
2連勝している相手の勢いにも押されペースを握られます。
最終ラインと中盤の連携が悪くセカンドボールも多く拾われ、
危険な場面こそ作らせないものの、ミドルレンジからシュートを浴びる
シーンが多く見られました。

そんな悪い流れの中、前半20分過ぎに左サイドハーフエライン付近で
ボールを受けた東門選手が細田(賢)選手、虫本選手との素晴らしい
連続ワンツーで裏へ抜け出すとゴール前へグラウンダーの絶妙のクロスを送り、
これを逆サイドからファーポストに走りこんだ松田選手が押し込み待望の先制。
さらに前半終了間際に相手ペナルティエリア内で山田選手が倒されて
獲得したPKを、ベテラン中嶋選手が確実に決めて2-0。
前半の内に2点をリードし試合を優位に進めます。

前半運動量の少なかった佐渡屋選手、中嶋選手の両ボランチが後半見事に
修正し、精力的な動きでボールに絡むようになると内容が一変。
悪いピッチを物ともせず効果的にボールを動かしグランドをワイドに
使った攻撃で相手を圧倒。
後半15分には左サイド細田(賢)選手からの素晴らしいクロスを
この日絶好調の東門選手が頭で叩き込み試合を決定付ける3点目。
その後も得点こそ生まれませんでしたが、幾度も決定機を作るなど
試合終了まで攻め続ける内容で相手に付け入る隙を与えず快勝、
準々決勝に駒を進めました。

東門選手が持ち前のスピードとキレを生かし、一試合を通じて
パーフェクトなプレーで完全に主役となる活躍。
元々スペースのあるところでのプレーは得意としていましたが、
ここ最近はそれに加えゴール前の混戦に果敢に飛び込む姿勢など、
ゴールへ向かう意識が格段に強くなり得点も劇的に増加、
プレーの幅も広がり非常に頼もしいプレーヤーに成長しています。

先制点を挙げた松田選手はリーグ戦前期終盤戦での大活躍で
自信を得て、豊富な運動量とスピードを武器に攻守に亘って活躍。
チームにとってなくてはならない存在になりつつあり、
今後が非常に楽しみになってきました。

加藤選手の故障により久々のスタメン出場となった芝田選手も、
序盤こそややバタつきましたがゲームが落ち着いてからは
堂々としたプレーで完封勝利に貢献。

チーム最年少の期待の若手藤井選手は後半10分から出場、
惜しくもゴールを挙げることはできませんでしたが
相手最終ラインの裏への絶妙の飛び出しで決定機を作るなど、
今後に期待を抱かせるプレーを披露。

就職活動によるブランクから復帰した岡崎選手もこの日
途中出場ながら久々のゲーム復帰。
チーム1、2を争う高い技術は健在、試合終盤に同じく途中出場の
FW斉藤選手との連携で決定機を演出するなど
存在感を示しました。

そして僅かな時間でしたが、3月にアメリカ出張から帰国した
DF石川選手が帰国後初めての出場。
精度の高いFKや打点の高いヘディングを見せ、見事にゲームを締め括りました。

細田(耕)選手、中村選手、加藤選手、荒井選手など主力選手に故障者が
続出する苦しい台所事情も、他の選手の補って余りある活躍で完全にカバー。
今後も全員で切磋琢磨しながら、ラトルズの更なる飛躍の為に頑張りましょう。


クラブ選手権埼玉県大会 3回戦
VS 鴻巣クラブ

 1st 2-0
 2nd 1-0
Total 3-0

得点者
松田
中嶋
東門


3回戦その他の結果。  トーナメント表

準々決勝進出8チームの内4つが決定。
カテゴリー上位のチームが順当に勝ち進む結果となりました。
3回戦残り4試合は6/29、準々決勝は7/6に行われます。

宮原クラブ 1-4 はぐれメタルズ
越谷WEST 2(3PK1)2 FC鶴ヶ島
アルドール狭山FC 0-1 FC和光パショネット

2008年6月16日月曜日

[2008.06.15] クラブ選手権 2回戦 熊谷西SC

全国クラブチーム選手権埼玉県大会2回戦、県3部北部地区に所属する
熊谷西SCとの試合が行われました。
リーグ戦とは全く異なる環境と相手の粘り強い守備などにも苦しめられ、
スコアレスのままPK戦までもつれ込む接戦となりましたが、
GK渡辺選手の活躍などで辛うじて勝利を挙げ3回戦へ駒を進めました。

試合は前線からの早いプレスを軸に序盤から優勢に進めますが、
狭い上にイレギュラーの多いピッチコンディションと
異様に弾むボールにも影響されボールコントロールに非常に苦しみ、
精度の低いプレーが続きゲームを完全に支配するには至りませんでした。
訪れた決定機も相手GKのファインセーブやフィニッシュのミスなどで
得点を奪えず、逆に前がかりになったところでカウンターから危険な場面を
作られるなど、悪いリズムを修正できないまま時間だけが経過します。

残り15分となった後半15分過ぎからは中盤での組み立てを諦め
空中戦に強いFW斉藤選手を投入、さらに長身DF田嶋選手を前線に上げ
パワープレーに切り替えますが、狂った歯車を戻すことができないまま
結局最後までゴールを割ることができずPK戦に突入しました。

PK戦はGK渡辺選手の活躍もあり三人目までで3-1とリード。
決めたら勝ちという場面で経塚選手の珍しいミスがありましたが、
直後に相手のキックがバーを叩き勝利、3回戦へ進出しました。

大会前から懸念していましたが、今大会は通常のリーグ戦より30分も短い
60分という試合時間により体力面でのアドバンテージがほとんど得られず、
今後もカテゴリーが下のチームとの対戦とは言え僅差の試合が続きそうです。
ただ今回の試合、ベンチを含めそれを過剰に意識し過ぎてしまったためか、
引いて守り意図的に時間を稼ぐ相手の術中に見事にはめられた結果チーム内に
焦りや苛立ちが生まれ、自分達で自らのリズムを崩してしまいました。
短時間で圧倒的大差をつけて勝つのは難しいかもしれませんが、
実際これまでのリーグ戦でもコンスタントに得点を奪えているので、
慌てず焦らず平常心で、落ち着いて自分達のサッカーを貫けば
自ずと結果は付いてくるはずです。この教訓を次戦に生かしましょう。

次戦も簡単な試合にはならないと思います。勝って当たり前と言う考えを捨て、
まずは守備からしっかりゲームを作り、プレーの質をより高いレベルまで追及し、
勝利に向けチーム一丸となって全力で戦いましょう。

クラブ選手権埼玉県大会 2回戦

VS 熊谷西SC

 1st 0-0
 2nd 0-0
Total 0-0
 PK 3-1


2回戦その他の結果。 トーナメント表

全16試合中9試合がPK、4試合が1点差と、大半の試合が僅差での決着。
2回戦から登場した県2部9チームは(川口SCのみ1回戦から参戦)、
時間内で勝ったのははぐれメタルズのみ。
川口SC、川高蹴球会が敗れ、北坂戸SCもPKで敗戦。
他5チームはラトルズ含め全てPKで辛勝と軒並み苦戦する結果になりました。

FCサンシン 1(4PK3)1 ECふじみ野大井コスモス
日高クラブ 0-1 与野八王子クラブ
川越わくいFC 1(8PK7)1 S.F.C
深谷クラブ 0(7PK6)0 FC.BOWTH
大里FC 0(3PK2)0 1FCかんだ
FC岡部1993 1(7PK6)1 FC.Comrade
戸田SC 4-2 川口SC
北坂戸SC 1(6PK7)1 大宮西SC
FCファンタ 0-1 アルドール狭山FC
毛呂山SC 1(6PK7)1 FC和光パショネット
RAMUSHI.S.C 1-2 鴻巣クラブ
越谷WEST 1(4PK3)1 デル・ブルーダー
川高蹴球会 0-1 FC鶴ヶ島
宮原クラブ 不戦勝 FC岡ントス
はぐれメタルズ 3-0 越生SC

2008年6月10日火曜日

[2008.06.08] クラブ選手権 1回戦 結果

第15回全国クラブチーム選手権の埼玉県大会が開幕、
1回戦21試合が行われました。
シードされた狭山ラトルズSCの2回戦の相手は、PRIOR AGEO FCを
2-1で降した熊谷西SC(県3部北部地区)に決まりました。


クラブ選手権埼玉県大会 1回戦の結果  トーナメント表

ECふじみ野大井コスモス 不戦勝 エスペランサ
与野八王子クラブ 4-0 FCケリーダ
熊谷FCフォルテシモ 0-2 川越わくいFC
美里イレブンスターズ 0-1 S.F.C
FC O’timo寄居 0-5 FC BOWTH
1FCかんだ 2-0 戸田JSC
Bust Aliens 0-2 FC岡部1993
FC Gainer 0-5 FC Comrade
戸田SC 8-3 JINYA FC
上尾東SC 0-2 川口SC
N.S.SAITAMA1985 0(3PK4)0 大宮西SC
川口FC 1-3 アルドール狭山FC
上尾蹴人 1-2 FC和光パショネット
鶴ヶ島ア式蹴球会 0-1 RAMUSHI.S.C
チーム・ニッポン 0-1 鴻巣クラブ
PRIOR AGEO FC 1-2 熊谷西SC
デル・ブルーダー 2(4PK3)2 W.A.S.T入間
FC鶴ヶ島 4-0 I-SFIDA
朝日FC grazie 1-3 宮原クラブ
FC岡ントス 1-0 FC la speranza
越生SC 不戦勝 金屋クラブ

2008年6月2日月曜日

[2008.06.01] 県リーグ2部 第9節 川口SC

県リーグ2部第9節、昨年まで県1部に所属し、今季これまで8戦全勝で
首位を快走する川口SCとの試合が行われました。
ロングボールで圧力を掛けて来る相手に序盤のペース争いで遅れを取り、
やや押され気味の展開でスタート。
中盤から下の粘り強い守備で決定機を与えず、徐々に盛り返し始めて試合が
膠着するかと思われた前半14分、相手のロングボールを跳ね返しに行った
味方2人が交錯してしまうミスから相手FWに独走を許すと、
これを確実に決められ先制点を献上してしまいました。

失点後も同じような展開でしたが徐々にチャンスも増えるようになり、
相手陣内左サイドでボールを受けた虫本選手が見事な胸トラップから
相手DFを振り切るも、左足で放ったシュートはブロックされ得点ならず。
左CKから中央で田嶋選手が完全にフリーになった場面はヘディングを肩に
当ててしまうミス、さらに右サイドでフリーになった虫本選手が
ペナルティエリア内右45度の得意な位置でボールを受ける決定的な
場面が生まれますが、一瞬の躊躇いからシュートが遅れると
これもブロックされ得点を挙げることができず。
この良い流れの時間帯に得点を奪えずにいると、前半30分に左サイドを破られ、
カバーリングの遅れた中央で相手FWをフリーにさせてしまい2失点目を喫す
非常に厳しい状況に追い込まれます。

前半残り10分になり非常に重苦しい雰囲気が漂う中、右サイドの松田選手が
快足を飛ばしてライン際を突破し、ファーサイドにピンポイントのクロスを
送り込むとこれを東門選手が頭で落ち着いて決めて1点を返します。
これで息を吹き返し攻勢を掛けると、前半終了2分前に左FKから
キーパーの鼻先でフリーになった田嶋選手が先ほどのミスを帳消しにするゴール。
2点のビハインドを前半の内にチャラにする最高の展開で、
相手の足が鈍り始めたことも重なり完全に試合のペースを握ります。

すると後半開始早々、左サイドの短いパス回しを経てボールを受けた山田選手が
右サイドの裏へ飛び出した松田選手へ完璧なスルーパスを送ると、
松田選手が快足を生かし追いすがる相手DFを物ともせず独走し
値千金の逆転ゴール。
意気消沈する相手に対しさらに攻勢を掛け、相手陣内でボールを受けた
虫本選手がペナルティエリア外から強烈なミドルを放ちますが僅かに枠を逸れ
追加点ならず、その後は一進一退の攻防。

序盤から豊富な運動量で攻守に亘り奔走した佐渡屋選手、中嶋選手の両ボランチが
足を痛めてピッチを去った後は相手の猛攻にさらされますが、
最終ラインを中心に気持ちのこもった守備で相手に得点を与えず。
ラスト10分はユニフォームのトラブルなどもあり、10人での戦いを余儀なくされるという
窮地に追い込まれましたが、逆にカウンターから抜け出した虫本選手が
相手の息の根を止めるゴールを挙げ4-2。
全勝の相手に土を付ける会心の勝利を挙げると共に、自力での優勝が復活。
後期の逆転優勝へ望みを繋ぐ非常に大きな収穫を得ることができました。

怪我が長引くDF荒井選手に加え、前節負傷した中村選手、斉藤選手の
両FWの欠場、 さらに平日に中盤のダイナモ細田(耕)選手が負傷し欠場を
余儀なくされるなど、 非常にベンチの層が薄い中での戦いでしたが、
出場した全選手が気迫のこもったプレーを続け、ラトルズらしい
全員サッカーで勝利を手繰り寄せることができました。
7月に延期された前期残り1試合、この日の勝利を無駄にしない為にも、
気を緩めずに全力で勝ち点3を取る為に邁進して行きましょう。

県リーグ2部(Bブロック)第9節

VS 川口SC

 1st 2-2
 2nd 2-0
Total 4-2

得点者
東門
田嶋
松田
虫本


県リーグ2部 その他の結果

Bブロック 順位表

大里FC 1-0 深谷クラブ
児玉町SC 3-3 越谷WEST
FCサンシン 3-2 川高蹴球会
はぐれメタルズ 1-3 鴻巣ラホージャ

Aブロック 順位表

富士見FC 1-2 杉戸クラブ
北坂戸SC 5-1 埼玉オーステン
川越全酪SC 1-4 越谷FC
FC.Bicho 延期 ロクFC天海
FC elf 延期 AC蕨