2009年6月9日火曜日

[2009.06.07] 県リーグ2部 第9節 FCサンシン

県リーグ2部前期最終節となる第9節は、昨年ラトルズと同じ
県2部Bブロックで2位の難敵、FCサンシンと対戦。
DFからFWに復帰し、ここ2試合前線で攻撃の起点となっていた
田嶋選手と、出場5試合で1失点と抜群の安定感を誇るGK相田選手、
攻守の要の2選手を欠く中での試合となりました。

序盤は2連勝中の勢いそのままに快調な滑り出し。
安定した最終ラインを軸に中盤の選手もリズミカルにボールを
動かすと、左右両サイドの細田兄弟が再三敵陣深くまで進入、
グランドを広く使った分厚い攻撃で試合を優位に進めます。

しかしこの良い流れの時間に得点を決めきれずにいると前半25分、
それまで安定していた最終ラインのミスをきっかけに流れが一変、
一気に相手のペースに持ち込まれます。
相手の勢いに呑まれ何度も危険なシーンを作られる苦しい時間が
続きますが、GK小林選手のファインセーブやクロスバーにも助けられ、
辛うじて無失点、スコアレスのまま前半を折り返します。

相手の攻撃を凌ぎ冷静さを取り戻した後半はスタートから
ラトルズのペース。すると後半開始5分、ゴール左約20mのFKを
ベテラン中嶋(義)選手が左足で直接ねじ込み待望の先制ゴールを奪います。
両チーム持ち味を発揮した互角の内容からこの得点でゲームが
動いたことにより試合は一気に白熱。
エキサイトする両チームを若いレフェリーがコントロールできず、
この後ゲームは怒号の飛び交う荒れ模様の様相を呈してきます。
さらに10分過ぎには混乱の隙を突いた加藤選手が約30mの位置から
ミドルシュートを決め非常に大きな追加点を挙げ2-0とします。

夏を思わせる強い日差しの中で両チーム激しくぶつかり合う消耗戦、
執念で反撃する相手に決定的な形も作られますが、GK小林選手の
神がかり的なセービングなど守備陣は必死のディフェンス。
さらに次々と交代カードを切りながら必死に逃げ切りを図りますが、
後半25分、CKからの緩いヘディングシュートが直前でバウンドが変わる
GK小林選手にとっては非常に不運な失点で1点差に迫られます。

この後は暑さの影響で両チーム守備が緩くなり、双方続け様に
決定機を作り出す展開。FW内川選手と途中出場の斉藤選手、
同じく途中出場岡崎選手を中心に再三相手ゴールに迫りますが、
前節2得点を挙げた内川選手は鋭い動きから何度も決定機を
迎えますが最後の最後フィニッシュでGKに防がれ続け得点を奪えず、
斉藤選手も俊足と高さを生かし相手ゴールに迫るも同じくフィニッシュを
決めることができず突き放すことができません。

すると後半35分、相手FWに最終ライン裏を取られると落ち着いて
ループシュートを決められ同点、試合を振り出しに戻されてしまいます。
その後FW内川選手が不可解な判定によりこの試合2枚目のイエローで退場、
10人での戦いを余儀なくされると右サイド裏を再三取られピンチの連続。
しかし足を痛めて負傷退場したGK小林選手に代わって急遽出場した
GK富川選手の好プレーにも助けられ得点を与えず。
最後は左CKから斉藤選手が打点の高い際どいヘディングシュートを
放ちますが相手GKの好プレーに阻まれ勝ち越しならず、
試合は2-2の引き分けに終わりました。

前半の良い時間帯、それから後半も得点以上に数多くの決定機を得ましたが、
残念ながらゴールに結びつけることができず、結果的には2点のリードを
追い付かれてドロー、勝ち点を2ポイント失った形になりました。
ただ1点差に迫られてからは相手の猛反撃にアクシデントも重なり非常に
苦しい時間も多くあり、また、追い付かれてからはそれ以上の失点を許さず
最低限勝ち点の取れる試合をできたことは評価できると思います。
もちろん勝てれば最高でしたが、不完全燃焼の多かった今季、
このような戦う気持ちを前面に押し出した激しい試合を経験できたことは
必ず後々プラスになっていくと思います。
後半戦、新たな気持ちで巻き返しを図りましょう。


県リーグ2部 第9節
VS FCサンシン

 1st 0-0
 2nd 2-2
Total 2-2

得点者
中嶋(義)
加藤


県リーグ2部 その他の結果

Aブロック 順位表

北坂戸SC 1-3 与野八王子クラブ
立正大学FC'76 0-4 狭山アゼィリアFC
ロクFC天海 延期 草加スポーツクラブ
川越全酪SC 延期 鴻巣ラホージャ

Bブロック 順位表

富士見FC 0-1 武南クラブ
越谷WEST 1-4 大里FC
川高蹴球会 0-2 FC elf
埼玉オーステン 4-2 与野FCH
杉戸クラブ 1-1 FC3DEP

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