2009年1月26日月曜日

[2009.01.25] 彩の国カップ 1回戦 草加SC

2009年公式戦初戦。天皇杯予選を兼ねる彩の国カップの1回戦、
今季県2部に昇格した草加SCとの試合が行われました。
会場は越谷しらこばとサブグランド、昨年同会場で行われたリーグ戦
3試合は1敗2分の未勝利と、どういう訳か相性の悪いグランドですが
今度こそジンクスを破れるか。
直前の試合で昨年県2部Aブロック優勝の越谷FCが、県2部昇格チームの
与野八王子にPKで破れるという波乱、改めてトーナメントの怖さを再認識し、
気を引き締め直して試合に臨みました。

中盤の大黒柱岡崎選手を欠く布陣でポイントになるのが、今年に入り2試合で
3得点と復調の兆しを見せる斉藤選手、久々にスタメンでの起用です。
ピッチ状態は相変わらず凹凸が酷く、序盤から双方中盤でボールが収まらず
ロングボール主体の攻撃。

前半の半ばにかけてはイージーミスやマークのずれから何度かピンチを
招く展開。中盤も間延びしてしまいセカンドボールも思ったように拾えず
停滞した流れでしたが、左サイドを中心に徐々に試合のペースを握ると
斉藤選手が持ち前のスピードを武器に再三相手最終ラインを突破、
しかしフィニッシュがことごとくGKの正面を突くなど精度を欠き得点を奪えず。
前半4本あったCKも得点に結びつけることができず、0-0で折り返します。

前半の悪い内容をハーフタイムで確認し、気持ちを切り替えて臨んだ後半
でしたが、開始早々最終ラインのパスミスをきっかけにボールを奪われると、
ペナルティエリア内で相手を倒してしまいPKを献上、これを確実に決められ
先制点を許します。
しかし時間も早かったことで慌てず冷静にゲームを進めると、相手の運動量が
落ち始めたこともありここからは一方的な展開。
前半の縦に急ぎ過ぎる展開を修正し両サイドを幅広く使った攻撃が出始めると
スペースも生まれ、また劣悪なピッチにも慣れ少ないタッチで効果的に
ボールを動かしポゼッションで相手を圧倒、完全にゲームを支配します。

後半15分には出張先の京都から一時帰省中のエース虫本選手と、負傷から
復帰した中盤のダイナモ細田(耕)選手の2選手を満を持して投入、
ここからさらに勢いを増し次々決定機を作り出しますが、フィニッシュが決まらず
焦れる展開。左右両サイドから供給された多くのクロスは中の選手と呼吸が
合わず、フィニッシュのミスに加えて際どいシュートも相手GKのファインセーブに
防がれるなどことごとくチャンスを逃し得点ならず、終了5分前にはDFを2枚に
削りFW藤井選手を投入するなど必死に攻撃を続けますが、最後まで猛攻が
実らず0-1で敗戦。
県1部チームへの挑戦を賭けベスト8入りを目標に臨んだ大会でしたが、
まさかの初戦敗退で早々と姿を消す非常に残念な結果となりました。

 1st 0-0
 2nd 0-1
Total 0-1
得点者
なし

試合後のこれまでになく長いミーティングで意思の疎通と今後について前向きな
話ができましたが、このような失敗を繰り返さない為に、この敗戦を忘れてほしく
ない為に、あえてほじくり返して厳しいことを書きます。
敗因はいくつかありますが、あれだけ攻めていながら得点を奪えなかったこと、
当然ですがこれに尽きます。
前半は相手にも決定機を作られるなど流れの悪い内容でしたが、その中で生まれた
3度、4度というビッグチャンスを全て無駄にし、後半に至っては打たれたシュートは
失点したPKのみ、完全に足が止まり瀕死の状態の相手に対しほぼ全ての時間で
攻撃できていたにもかかわらず無得点。
後半はフィニッシュまで持っていくプレーでは非常に良い流れのシーンも多く
ありましたが、最後ペナルティボックス付近の技術それからコンビネーションに
大きな問題があると言わざるを得ません。
得点する為にどういうイメージを持っているのか、意図の感じられないプレーが
多すぎる上に余裕もなく、雑すぎます。

失点のシーンに関しても、昨年リーグ戦後半以降毎回のように繰り返される不用意
な失点、技術的なミスもあるかもしれませんがほとんどは判断ミスが原因、
一つのミスが失点に繋がる辛いポジションかもしれませんが、だからこそもっと
リスクも考えて臨機応変にプレーを選択していかなければなりません。

リーグ戦でこんな試合をしてしまったら、当然のことながら1部昇格は絶望的です。
各個人個人自分の課題を消化する為に、日頃のトレーニングをもっと有意義なものに、
ただ漠然と言われたことだけやっていても上との差は縮まるどころか広がる一方です。
やると決めた以上、妥協せず悔いの残らないようにとことんやりましょう。


1回戦その他の結果 トーナメント表

与野八王子 1(5PK4)1 越谷FC
(県2部)           (県1部)

狭山ラトルズSC 0-1 草加SC
(県2部)         (県2部)

北坂戸SC 2(4PK5)2 武南クラブ
(県2部)         (県2部)

狭山アゼィリア 2-0 鴻巣ラホージャ
(県2部)        (県2部)

埼玉オーステン 1-4 ロクFC天海
(県2部)         (県2部)

大里FC 1-5 与野FCH
(県2部)    (県2部)

越谷WEST 0-1 FC3DEP
(県2部)       (県2部)

川口SC 1-3 富士見FC
(県2部)    (県2部)

川越全酪 3(9PK8)3 川高蹴球会
(県2部)          (県2部)

昨年県2部で優勝し今季から1部に昇格する2チームが揃って敗戦。
県3部から昇格した5チームのうちこの日試合のあった4チームが
全て勝利する波乱の幕開けとなりました。
昨年ラトルズと同じ県2部Bブロックだったチームは、試合のなかった
FCサンシンを除く6チーム全て敗戦。
1回戦残り2試合は2/1、2回戦は2/8に行われます。

2009年1月19日月曜日

[2009.01.18] 練習試合 FC西武台

彩の国カップ初戦を一週間後に控えたこの日は、県1部の強豪FC西武台と
30分×3本の練習試合を行いました。

キックオフ直後に中嶋(義)選手がクロスバーに直撃するシュートを放つなど
幸先の良い滑り出しになるかと思われましたが、1本目で良かったのは
このシーンのみでこの後は相手の早いプレッシャーに対応できず防戦一方。
すると半ばにミス絡みから先制点を献上し0-1。

2本目も相手の質の高いプレーの前に押し込まれる時間が続き2失点。
攻撃陣では2本目から投入された斉藤選手が起点となって何度かチャンスも
得ますが、単発な攻撃に終始し得点を奪えず0-3。

何とか得点を奪いたい3本目は熊田(智)選手、井上選手のベテラン2人を投入し
反撃を試みると、開始直後に相手最終ラインのパスミスを奪った斉藤選手が
そのまま持ち込んでゴールを決めようやく1点を返します。
しかし僅か1分後に失点してしまい1-4と再び3点差となかなか追い上げられない
苦しい展開。

直後に右サイドを突破した斉藤選手のグラウンダーのクロスを熊田(智)選手が
中央で合わせネットを揺らしますが、これは惜しくもオフサイドの判定で得点ならず。
さらにフリーで抜け出した松田選手がGKと1対1の状況を作り出しますが、
シュートコースが甘かったこともありGKに止められチャンスを逃します。
非常にゴールが遠い展開でしたが、この日好調の斉藤選手がドリブルで中央を
突破するとペナルティエリア内で倒されPKを獲得、これを斉藤選手が自ら決め
2点差とします。

しかし反撃もここまで、その後はFKをきっかけに得点を奪われるなど2失点し、
3本合計2-6で敗れる結果となりました。

 1st 0-1
 2nd 0-2
 3rd 2-3
Total 2-6

得点者
斉藤2

高いラインを保ちコンパクトな中盤を形成する相手に好守で圧倒され、終始ゲームを
支配される展開になりました。
相手最終ラインの裏の広大なスペースを使いたいところでしたが、アプローチの早さに
パスのコースや時間を消され、思うようなサッカーをすることができませんでした。

試合中から話していましたが、もう少しダイレクトを織り交ぜる、長いボールを送り
その間にラインを押し上げ地域を挽回するなどの工夫が欲しいところでしたが、
好守の切り替えが非常に遅く、オフザボールの準備が足りなかったため常に
相手を背負った状況を強いられるなど、公式戦を前に非常に課題の残る試合に
なりました。

2009年1月5日月曜日

[2009.01.03] 初蹴り 練習試合 アルドール狭山FC

年末のアゼィリアとの合同蹴り納めと同じく、こちらも3度目の開催と
楽しみな恒例行事になったアルドール狭山との初蹴りが行われました。

参加を打診していた我らがラトルズ最強の助っ人、元大宮アルディージャの
大沢朋也選手は残念ながら所用のため参加することができませんでしたが、
新加入内川選手の友人として急遽会場を訪れた元浦和レッズで現在J2愛媛FCで
プレーする千島徹選手がゲームに熱視線を送ると、アルドールには浦和レッズで
プレーする現役Jリーガー西澤代志也選手が今年も参戦する豪華布陣。
両チーム多数の選手が集結し、さらにラトルズ若手選手の父兄の方々も
観戦に来て頂くなど、お陰様で正月らしく非常に華やかな一日になりました。

試合前の両チーム入り乱れての和気藹々としたお祭りムードもゲームが
始まると一変、序盤から双方の中盤で激しい攻防が繰り広げられるなど、
両チームの今季に賭ける意気込みが見事に現れた好ゲームになりました。

今季念願の県3部に昇格し初年度で優勝を目指すアルドール狭山は、
主将としてチームの象徴になりつつある元流経柏の闘魂北野選手を中心に、
武南のエースとして選手権に出場しかつては全国区の知名度を誇った芦川選手、
同じく武南のチームメイトとして選手権に出場したスーパーレフティー白井選手、
元U-15日本代表候補で現在は二児のパパ山川選手など、
かつて狭山ジュニアユースを 全国区に押し上げた黄金世代が容赦なく
ラトルズのゴールマウスに襲い掛かります。

対するラトルズは、ミスターラトルズ熊田(智)選手の意思を引き継ぎ、狭山市内の
すべてのビールを飲み干すのが将来の夢と語るベテラン田嶋選手と、
スリムな体型を保ちながらも年々酒量を増やしている努力家で、もうすぐ31歳の
誕生日を迎える細田(賢)選手のベテラン二人がチームを牽引。

さらにベンチからは多数のベテラン選手が口うるさい野次でチームをサポート。
酒を飲まなければ年間あと200万貯金が増えると豪語する石川選手、
狭山市内の居酒屋のうち8割で出入り禁止処分中の斉藤選手、
この日はコンタクトレンズを忘れたためゲームには出場せずホペイロとして
大活躍した中嶋(義)選手、そしてそしてこの日めでたく34歳の誕生日を迎え、
120分のゲームのうち出場した20分以外の100分間喋り倒したラトルズのアイドル
阿部選手など、強力なベンチワークでチームを鼓舞します。

1本目は両チーム非常に集中した守備を見せ双方得点を奪えず0-0。
2本目の半ばにアルドールの巧みなプレーに崩され先制点を奪われますが、
2本目から出場したFW斉藤選手が裏へ抜け出し絶妙なループでゲームを
振り出しに戻すと、直後に新加入FW内川選手がデビュー戦で初ゴールとなる
見事な得点を挙げて逆転。
3本目は双方数多くの決定機を逃し続けこのままゲームが終わるかと
思われましたが、終盤に現役Jリーガー西澤選手の見事なアシストから
白井選手にゴールを奪われ引き分けに終わりました。

 1st 0-0
 2nd 2-1
 3rd 0-1
Total 2-2

得点者
斉藤
内川

試合前の予想に反してかなり熱く激しい試合になりましたが、怪我人も出ず、
非常に有意義な、そして楽しい一日を過ごさせていただきました。
アルドールの皆さんありがとうございました。
今年はお互い勝負の年ですが、共に目標を達成できるよう頑張りましょう!