2009年6月30日火曜日

[2009.06.28] 県リーグ2部 第12節 与野八王子クラブ

二週の延期を挟み久々のゲームとなった県2部第12節。
手堅く勝ち点を積み重ね現在2位につける与野八王子クラブと対戦しました。
前期の対戦は0-0の引き分け、リーグで最も失点の少ないチーム同士の
対戦ということもあり、この日も1点を争う緊迫した試合になりました。

三週前の第9節にレッドーカードを受けたFW内川選手が、リーグ戦が二週
続けて延期になったためこの日に出場停止がずれ込み欠場。
DFでは加藤選手が所用で欠席、荒井選手は怪我で欠場、その他怪我人、
欠席者が重なり非常にベンチの層が薄い中での厳しいゲームとなりました。

序盤は両チーム無難な立ち上がりでしたが、前回対戦時にスローテンポな
サッカーを見せていた与野八王子が今回は打って変わって縦に速い攻撃、
予想外の展開に戸惑いペースを握られると、裏への長いボールに守備陣が
振り切られるシーンが相次ぎ何度も危険な場面を作られる苦しい展開。
さらに前半15分、右サイドバックの細田(耕)選手が古傷を痛め負傷退場、
苦渋の決断でしたが前線のターゲット田嶋選手をDFに下げ、この劣勢に
対処します。

その後も相手ペースのまま進みますが、DF陣の粘り強い守備と守護神
相田選手の活躍で得点を与えず、前半終了間際には前線のパスミスを
奪われ一気に逆襲を浴びる決定的なピンチを作られますが、相手の
フィニッシュのミスにも助けられ、0-0で前半を折り返します。

気持ちを切り替えて臨んだ後半は開始直後から攻勢をかけます。
5分には東門選手がペナルティエリア内で決定的な場面を得ますが、
左足で放ったシュートはバーを直撃して真下のライン上でバウンドし
惜しくも得点ならず。
前半簡単に裏を取られていた守備陣も後半修正し、この後試合は膠着状態に。
カウンターから裏へ抜け出したFW斉藤選手に1対1のチャンスが訪れるなど
いくつかチャンスも得ますが、相手GKの好プレーなどにも阻まれ得点を
奪えないまま試合が進みます。

疲労の見え始めた後半の中盤以降はリスクを恐れて長いボールが増えてしまい、
全くボールがキープできない状態が続き終盤は大ピンチの連続でしたが、
至近距離からの強烈なシュートをGK相田選手が連続でセーブする大活躍など
守備陣が体を張ったプレーで相手にも得点を与えずこのまま終了。
前期の対戦に続き両チーム共に勝てるチャンスがありながらお互い決定力を
欠き無得点、スコアレスドローで勝ち点1を分け合う結果となりました。

最終ラインの井上選手、石川選手の両ベテランは、前半こそスピード勝負に
持ち込まれ弱点を突かれる格好で危険な場面を数多く作られましたが、
何とか無失点で凌ぐと後半は相手に何枚ものイエローカードを誘発させる
ベテランらしい老獪なプレーでチームの完封に貢献。
GK相田選手はこの日も的確なポジショニングと判断でゴールを割らせず、
これで出場6試合で5度目の完封となりました。


県リーグ2部 第12節
VS 与野八王子クラブ

 1st 0-0
 2nd 0-0
Total 0-0

得点者
なし

県リーグ2部 その他の結果

Aブロック 順位表

鴻巣ラホージャ - 狭山アゼィリア
立正大学FC'76 - 川越全酪

Bブロック 順位表

試合なし

2009年6月9日火曜日

[2009.06.07] 県リーグ2部 第9節 FCサンシン

県リーグ2部前期最終節となる第9節は、昨年ラトルズと同じ
県2部Bブロックで2位の難敵、FCサンシンと対戦。
DFからFWに復帰し、ここ2試合前線で攻撃の起点となっていた
田嶋選手と、出場5試合で1失点と抜群の安定感を誇るGK相田選手、
攻守の要の2選手を欠く中での試合となりました。

序盤は2連勝中の勢いそのままに快調な滑り出し。
安定した最終ラインを軸に中盤の選手もリズミカルにボールを
動かすと、左右両サイドの細田兄弟が再三敵陣深くまで進入、
グランドを広く使った分厚い攻撃で試合を優位に進めます。

しかしこの良い流れの時間に得点を決めきれずにいると前半25分、
それまで安定していた最終ラインのミスをきっかけに流れが一変、
一気に相手のペースに持ち込まれます。
相手の勢いに呑まれ何度も危険なシーンを作られる苦しい時間が
続きますが、GK小林選手のファインセーブやクロスバーにも助けられ、
辛うじて無失点、スコアレスのまま前半を折り返します。

相手の攻撃を凌ぎ冷静さを取り戻した後半はスタートから
ラトルズのペース。すると後半開始5分、ゴール左約20mのFKを
ベテラン中嶋(義)選手が左足で直接ねじ込み待望の先制ゴールを奪います。
両チーム持ち味を発揮した互角の内容からこの得点でゲームが
動いたことにより試合は一気に白熱。
エキサイトする両チームを若いレフェリーがコントロールできず、
この後ゲームは怒号の飛び交う荒れ模様の様相を呈してきます。
さらに10分過ぎには混乱の隙を突いた加藤選手が約30mの位置から
ミドルシュートを決め非常に大きな追加点を挙げ2-0とします。

夏を思わせる強い日差しの中で両チーム激しくぶつかり合う消耗戦、
執念で反撃する相手に決定的な形も作られますが、GK小林選手の
神がかり的なセービングなど守備陣は必死のディフェンス。
さらに次々と交代カードを切りながら必死に逃げ切りを図りますが、
後半25分、CKからの緩いヘディングシュートが直前でバウンドが変わる
GK小林選手にとっては非常に不運な失点で1点差に迫られます。

この後は暑さの影響で両チーム守備が緩くなり、双方続け様に
決定機を作り出す展開。FW内川選手と途中出場の斉藤選手、
同じく途中出場岡崎選手を中心に再三相手ゴールに迫りますが、
前節2得点を挙げた内川選手は鋭い動きから何度も決定機を
迎えますが最後の最後フィニッシュでGKに防がれ続け得点を奪えず、
斉藤選手も俊足と高さを生かし相手ゴールに迫るも同じくフィニッシュを
決めることができず突き放すことができません。

すると後半35分、相手FWに最終ライン裏を取られると落ち着いて
ループシュートを決められ同点、試合を振り出しに戻されてしまいます。
その後FW内川選手が不可解な判定によりこの試合2枚目のイエローで退場、
10人での戦いを余儀なくされると右サイド裏を再三取られピンチの連続。
しかし足を痛めて負傷退場したGK小林選手に代わって急遽出場した
GK富川選手の好プレーにも助けられ得点を与えず。
最後は左CKから斉藤選手が打点の高い際どいヘディングシュートを
放ちますが相手GKの好プレーに阻まれ勝ち越しならず、
試合は2-2の引き分けに終わりました。

前半の良い時間帯、それから後半も得点以上に数多くの決定機を得ましたが、
残念ながらゴールに結びつけることができず、結果的には2点のリードを
追い付かれてドロー、勝ち点を2ポイント失った形になりました。
ただ1点差に迫られてからは相手の猛反撃にアクシデントも重なり非常に
苦しい時間も多くあり、また、追い付かれてからはそれ以上の失点を許さず
最低限勝ち点の取れる試合をできたことは評価できると思います。
もちろん勝てれば最高でしたが、不完全燃焼の多かった今季、
このような戦う気持ちを前面に押し出した激しい試合を経験できたことは
必ず後々プラスになっていくと思います。
後半戦、新たな気持ちで巻き返しを図りましょう。


県リーグ2部 第9節
VS FCサンシン

 1st 0-0
 2nd 2-2
Total 2-2

得点者
中嶋(義)
加藤


県リーグ2部 その他の結果

Aブロック 順位表

北坂戸SC 1-3 与野八王子クラブ
立正大学FC'76 0-4 狭山アゼィリアFC
ロクFC天海 延期 草加スポーツクラブ
川越全酪SC 延期 鴻巣ラホージャ

Bブロック 順位表

富士見FC 0-1 武南クラブ
越谷WEST 1-4 大里FC
川高蹴球会 0-2 FC elf
埼玉オーステン 4-2 与野FCH
杉戸クラブ 1-1 FC3DEP

2009年6月1日月曜日

[2009.05.31] 県リーグ2部 第8節 狭山アゼィリアFC

県リーグ2部第8節、地元狭山の盟友で永遠のライバル、
狭山アゼィリアFCとのダービーマッチが行われました。
昨年はアゼィリアが県1部に所属していたため2年ぶりとなる狭山ダービー。
両チームの闘志がぶつかり合う素晴らしい試合になりました。

開始直後いきなり攻め込まれるピンチを招くと、FKからアゼィリア10番白石選手に
頭でネットを揺らされますが、これは辛くもオフサイドの判定。
するとその直後の前半2分、細田(賢)選手のパスから裏へ抜け出した
FW内川選手が、ペナルティエリア内左45度の位置から左足で強烈なシュートを
叩き込み先制点を奪います。

このゴールで勢いづき優位にゲームを進めるとさらに前半11分、内川選手が
鋭い切り返しから右足で絶妙のループを放つとアゼィリアGK佐々木選手は
一歩も動けず、美しい放物線を描いたボールはきれいにゴールに吸い込まれ
非常に大きな追加点を挙げます。

その後も得点こそ奪えないものの絶好調内川選手、田嶋選手の強力2トップを
軸に押せ押せの展開。
安定したディフェンスライン、中盤の選手も連動した動きで流れるようにボールを
動かし今季最高と言ってもいい素晴らしい内容の45分間で、2点リードのまま
前半を折り返します。

後半になると今度は反撃に出るアゼィリアの時間が長く続きます。
左右両サイドのクロスや2列目の飛び出しから危険な場面を作られますが、
GK相田選手を中心とした守備陣が粘り強い守りを続け得点を与えず。
相手に支配を許す苦しい時間が続きますが、時折鋭いカウンターから決定機を
作るなど、非常にスリリングな展開でゲームが進みます。

雨上がりで足元が緩く、蒸し暑いピッチ上、特に消耗の激しかった中盤の選手を中心に
4人の選手交代を行いましたが、途中出場の選手達もそれぞれ完全に試合の
流れを理解した素晴らしいプレーを披露。
見事に無失点で試合を終わらせ2試合連続完封勝利、勝敗を五分の星に戻しました。

最大のライバルを相手に、予想通り非常に苦しい試合展開になりましたが、
内川選手の挙げた2点をチーム全員で守り切り大きな大きな1勝。
特にGK相田選手と最終ラインの選手達は90分を通して全く集中力を切らさず、
チームに最高の結果をもたらしてくれました。
この良い流れを続けていけるよう、今後も一戦必勝で頑張っていきましょう。


県リーグ2部 第8節
VS 狭山アゼィリアFC

 1st 2-0
 2nd 0-0
Total 2-0

得点者
内川2


県リーグ2部 その他の結果

Aブロック 順位表

FCサンシン 0-1 川越全酪SC
与野八王子クラブ 4-2 ロクFC天海
鴻巣ラホージャ 3-1 草加SC
北坂戸SC 3-1 立正大FC'76

Bブロック 順位表

川高蹴球会 0-4 武南クラブ
FC elf 2-1 大里FC
FC3DEP 4-3 与野FCH
杉戸クラブ 6-0 越谷WEST
富士見FC 7-0 埼玉オーステン